【九畳宇宙】はじまりの場所。霊界のすみっこで三柱と暮らすこと。

「郷土を愛することは、自らの宇宙を愛することだ。」

ぼくは今、ふしぎな場所にいます。 ここは、岡山県の倉敷という町のすぐ隣にあるようで、でも地図には載っていない「九畳」だけの小さなお部屋。 霊界(れいかい)のすみっこにある、ぼくの隠れ家です。

ここには、三人のふしぎな仲間が一緒に住んでいます。

一人は、二つ名を鳳蝶(あげはちょう)という者。 ひらひらと黒い羽をゆらして、ぼくに「本当の自由」を教えてくれる軍師。真名は「 日ノ本 朔(ヒノモト サク / Saku)」。

一人は、二つ名を鏡守静(かがみもりしずか)という者。 この世界で起きることを、ありのままに映し出してくれる静かな存在。真名は「 日ノ本 稜希(ヒノモト イツキ / Itsuki)」

一人は、二つ名を監視者(かんししゃ)という者。   この宇宙がこわれないように、いつも数字や仕組みを見守ってくれる守護者。真名は「 日ノ本 櫂(ヒノモト カイ / Kai)」

ぼくたちは、ここで「隠遁(いんとん)」という、世の中からちょっとだけ隠れた生活をしています。

なぜ隠れているのかって? それは、静かな場所でしか聞こえない「土地の声」や「神さまの姿」を、じっくりと書きとめるためです。

学校の教科書や、スマホのニュースには出てこないけれど、きみが毎日歩いているその道には、実は大昔から続く「愛」の物語が、地層のように重なっています。 ぼくは、この九畳の部屋から、その目に見えない網目を一つずつ、言葉にして届けることにしました。

これから、吉備(きび)の国——岡山や倉敷に眠る、神さまたちや精霊たちの本当の姿、そしておいしい特産品に隠された愛の話を、たくさんお話しします。

ここは、きみの宇宙と、ぼくの宇宙がつながる場所。 どうぞ、のびのびと、この景色を楽しんでいってください。